'香るバラ' 会津花畑蒸溜所 '香るバラ' 会津花畑蒸溜所

大人の運動その2

‹ 2016/04/26 ›

さて、日をまたがず2回目です。具体例に進む前に、心身と環境の準備の説明ですね。

前回、「目的」に次のようなことをあげました。

  • 呼吸器系機能の維持・改善を図る
  • 循環器系機能の維持・改善を図る
  • 筋・骨の姿勢・活動領域の維持・改善を図る

少しばかり教育的でわかり難いですので、これをかみ砕きながら、私的な「大人の運動」のカタチを見つけていきます。

(前回に引き続き、医学的でも科学的定説でもありませんので、ご注意ください。)

運動できる身体を作る

まずは、運動できる身体を作ることからですね。日々生活的な運動のみで育てた大人の体は、基本的に運動ができません。

「健康によいからウォーキングしてみた、筋トレやってます、たまに動いて汗かいてます」的なのは、ほとんどの場合、運動はしてません。

運動できてるかどうかの自己判定は割と簡単で、やってみた運動・トレーニングのすぐ後で、自分の汗を舐めます。腕なんかをペロッとすればOKです。

その汗は、「さらりとした塩味」でしたか?少し粘性があってドロッとしてませんか?塩味はするけど、油脂や甘みも含まれてませんか?運動できた後の汗は、「爽快な塩味」が良く、ドロッとしてたり、複雑な味なものは、まだ運動に至る手前の老廃物です。

わかりやすく言いますと、朝一番や日ごろのオシッコって少し濃い年頃ですね。それに対し、お茶、水分、ビールを結構飲んだ後の尿は、非常に薄めでひょっとすると、水か?と思うくらいですね。

水分と一緒に体の老廃物や成分などが一通りでた後ですから、過剰な水分でもよおした時には、そうなります。そして、汗も同じように考えます。

運動を始めて漸く汗が出てきたところでは、心臓ポンプで巡回された血液(水分や成分)も全身に渡りまだまだ1周り仕切ってないため、蓄積している不要物が汗に交じってきます。

運動した気分になる場合は、この段階で疲労感がありますので、運動終了してしまいかねません。せっかくの運動もここで止めたら、もったいないですね。

もう少し運動を続けると、汗の質感・出かたが変わります。サラッとしたものに変わり、きれいな汗だとわかるようになります。さらに続けて運動を終えますと、塩がふいてるのがわかる程、白い結晶が見えます。

塩の結晶までは要りませんが、さらりとした汗をかけるまで運動し、循環器系を働かせますと、血行も隅々まで回り、血中成分も綺麗で新鮮なものを末端まで持ち込んだと感じます。

従って、大人の運動で運動できる身体を作るには、「さらりとした塩味がでる程度まで運動できるよう身体を作る」のが目標となります。

ここまで日々の運動ができるようなったら、大人の冷え性は多少なりとも改善します。また、水分不足と言われる四肢の攣りも劇的に少なくなります。

運動できる環境を作る

運動できる環境って、自宅にはそんな余剰はありません!と言いたいですが、そういう環境ではなくて、社会性と心の間の環境の整えです。

年も重ねてきますと、「ひと汗かけるほど時間がない」、「継続できるほど暇がない」なんてことになりますが、大人の運動の念頭にあるのが、「健康的な活動寿命」を伸ばすことですので、この期間を延ばすための少々の時間を工夫するのは、大事ですね。

最低限週に2、3回30分から1時間の間、運動できる時間を工夫します。

「ジムに通ってます」的なアスリート・健康マニアではありませんので、1時間の運動のための通いの行き帰りに1時間の時間を使うとかいうことはせず、クワっと初めてささっと終われるように、前後の時間も含めて1時間以内に終わらせる。継続に必要な必須事項ですし、このように有効な時間をコンパクトに確保する。これですと、物理的な時間と余裕ではなくて、単純に心身の余裕と切り替えでなんとかできますよね。

30分も時間が取れない!ということになりますと、諦める方向をお勧めしますが、まぁ、確保できないわけはありません。

どうやって運動できる身体を作るか

では、どうやって最初の体つくりをするかですが、要点は2つしかありません。

  • ストレッチ
  • 有酸素運動(の軽めバージョン)

1回の運動は、継続的に休みを入れず最低30分が必須条件ですが、まずは運動できる身体を作るのに、そこまでは要らないかと思います。

して、どうやるのか、「本気のラジオ体操」「追加的なストレッチ」だけでよいと思います。最初はものの10分程度でしょうか。

本気のラジオ体操ってどんなの?てことになりますが、それは、次回にいたします。