'香るバラ' 会津花畑蒸溜所 '香るバラ' 会津花畑蒸溜所

~花畑一品~ フキノトウをより美味しく食す方法

‹ 2024/03/27 ›

こんにちは。

早速ですが、お題のフキノトウ、皆さんもフキノトウは旬の時に得て、お好みの調理をして、それを食べ春を感じてますよね。

では、採れたての写真を見てみます。

とても綺麗で、美しい春はじめの旬の様子ですね。

さて、これは美味しいフキノトウなのでしょうか?

もちろん、このフキはこの辺りの山種でとても美味しいものです。

が・・・、写真の花は私的には~好みの美味しい~フキノトウではありません。

どうしてなんでしょう?

美味しいフキノトウの選別

この産地のものは特に美味しい!この時季のこのくらいの芽吹きが美味しい!

色々とありますが・・・、実は、フキノトウには、それ以前の美味しさの根源があります。

自分に合うフキノトウ、美味しいと思えるフキノトウに、まずはキチンと出会う必要があります。

それは、イラストにあるとおり、雄花であるか、雌花であるかの選別になります。

花形の味の違い

実は、フキノトウは雄花・雌花によって、そもそも味わい成分の濃度と分布が異なっています。

雌花は特徴成分の濃度が低く、花全様に淡く広がっています。

対して、雄花は、全体的に成分濃度が濃く、さらに花粉を詰める雄蕊の根元に向かって、濃度分布が強まる傾向にあります。

~旬~の体感高揚は、この濃度によってずいぶんと変わります。

私的には、ガツンと感じたいタイプですので、美味しいフキノトウのうち、更に雄花を美味しく頂きたくなります。

(最初の写真は、雌花のみということです。)

春を感じる調理法

では、どうするか?ということが気になりますね。

私の好みは、次のようになります。

  • ・雄花を含める
  • ・花は開き始めを良とする(蕾ではない)
  • ・花びらが開くように調理する

これはどういう事かと云いますと、

「(1)雄花の味わいの濃さ、(2)部位によって変わる味わいの濃淡を感じる」

作りにすることで、食するたびに春を感じることができるからとなります。

今回は、雄花・雌花を交えて、花びらを開いた天ぷらにしました。

もちろん、食べる部位・段階によって、味わいの違いも感じれる美味しい天ぷらができました。^^

逆に濃いめがダメな方は雌花を食べると、ほんのりとして、嫌味なこともありません。

皆様も是非お試しください。