'香るバラ' 会津花畑蒸溜所 '香るバラ' 会津花畑蒸溜所

~花畑一品~ 会津の郷土料理「輪箱(わっぱ)飯」

‹ 2022/10/12 ›

こんばんは。どんよりの雲りが続いてます。明日あたりから晴れ間も見えそうで、期待です。^^

さて、わっぱ飯です。秋だからですかねぇ、特に郷土の風を感じるものが食べたくなります。そんなことで、今日は~会津の郷土料理(風)のおうち輪箱(わっぱ)飯~を作ります!!

で、今回のメイン素材はこちら。

真っ黒の紐・・・ではなくて、春に準備した乾燥ゼンマイ。^^;

~揉みこみが下手なのがちょいとばれている~。汗

【ゼンマイの炒め煮】

では早速、わっぱ飯を作る前に、この素材を使って炒め煮を作ります。

わっぱ飯を作る前日の調理になります。><

~ レシピ ~

  • ゼンマイ 乾燥ぜんまいをひとつかみ
  • 油揚げ  2枚
  • 糸こんにゃく ふたつかみ
  • 昆布   乾燥昆布
  • 醤油   1
  • 砂糖   1
  • お酒   少々
  • 水    1カップ
  • 油    調理油1、ごま油0.2

『前日』

まずは乾燥ぜんまいのあく抜きと戻しを3回します!!><

乾燥ぜんまいって、思った以上に膨れます。そんなことで余裕のあるボールに、ぜんまいと水をたっぷり入れて、水戻し小一時間。

水にアク色が染み出て、ほとほどに柔らかさを取り戻したら、一度漬け水を捨て、ゼンマイを軽く水洗いします。

次は鍋にゼンマイと水をたっぷり入れて加熱し、温戻し。沸騰直前で火を止め、ぬるくなるまで放置。水を捨てます。

ようやく戻しの最後、鍋にゼンマイと水をたっぷり入れて加熱し、温戻し。沸騰直前で火を止め、そのまま次の日まで放置。

『当日』

温戻ししたゼンマイ鍋の水を捨て、ゼンマイを取り出して、適当な長さに切ります。私は長めが好きなので、人差し指くらいの長さに切ってます。

同じく油揚げと糸こんにゃく、乾燥昆布も適当に切ります。私はゼンマイに絡まって邪魔にならない程度のひも状にしてます。

鍋にゼンマイ、油揚げ、糸こんにゃく、調理用油を入れて、軽く炒めます。途中、お酒とごま油を入れて風味付けします。

次に、水と昆布を加えて、昆布が戻るまで水煮します。

(だし汁を先に作っておいたほうがよいですね。)

最後に、残りの調味料を加えて、味付け煮込みをします。ほど良い味わいと水けになったら、ゼンマイの炒め煮は出来上がり。

【わっぱ飯】

~ レシピ ~

    • おこわ うるち米7、もち米3
    • 舞茸
    • ゼンマイの炒め煮
    • 焼き卵
    • 栗 渋皮煮した栗
    • 肉 スモーク豚バラ
    • ナツメ 半乾燥ナツメ
    • 月桃 生葉

    いよいよ、本題のわっぱ飯を作ります。

    まず、炊飯器にうるち米、もち米と舞茸を入れて、おこわを作ります。仕上げに蒸籠で蒸すので、おこわは蒸し時間になったら、蒸さずに上げました。

    おこわを焚いている間に、焼き卵を用意します。スモーク豚バラは別日に作っておきました。^^;

    おこわの用意ができたら、蒸籠に月桃葉を敷いて、おこわを敷き、上には具をトッピングしたら、蒸籠を蒸して出来上がりです。

    ん~長い!

    【実食】

    なかなかの出来になりました。^^

    食べ方ですが・・・、ここまで時間をかけたので、これも郷土風にしたいですね!!

    てなことで、熱々のまま、全部をスプーンなんかでマゼマゼ、混ぜご飯にして頂きます!^^んまいです。

    しかし、ゼンマイを食べようって誰が思いついたのか、すんごいですね。

    春は春で、収穫したら綿毛を綺麗に取って、アクを抜く作業をして、さらに乾燥とモミモミまでしなくてはいけません。

    食べたい頃は、今度は戻しと最後のアク抜き作業・・・、ここまでする価値のあるほど美味しい食材、私の大好物ってことなんですが。。。

    こんなことまでして美味しくなるとは、普通、気づきませんよね。いやー、ぶったまげるです。^^;