'香るバラ' 会津花畑蒸溜所 '香るバラ' 会津花畑蒸溜所

~花畑一品~ 手作りワインビネガー

‹ 2022/10/06 ›

こんにちは。今日は手作りワインビネガーのシーズン入れ替えを行いました。

こちらは2021シーズンのワインビネガー、美味しいんですよ~^^;

2022シーズンものを使い始めるために、瓶樽から小瓶に移しました。

で、この夏に、実験も兼ね、2022シーズンの仕込みをしてたんですね。

そろそろ、2~3月間経ちましたので、まずは状況評価・・・。

結果から言いますと、・・・実験品は失敗。^^;

同じワイン量で作ったんですが、失敗してる方は、なんか減ってますね。。。汗

成功しているのは、酢酸発酵原として~ブラックベリー~を使ったものです。

よく話題にでてくる素材に『リンゴの皮』がありますが、花畑にはリンゴの木が未だありません!><

そこでブラックベリーを使っています。

ブラックベリーでできるなら?!と思って、今年はラズベリーでもやってみました。ダメでした。^^;

ラズベリーの実成りを見ますと出来そうなんですよね。最悪、産膜酵母に征服されて失敗するくらいかと予測していましたが、こちらには酢酸菌も住み着いていないようでした。

(もしかしたら、葡萄様にアルコール発酵酵母はいるのかもしれませんね。)

【点検】

ブラックベリーのワインビネガーの様子を見ますと、酢酸菌がキチンと膜張りしてて、香りも酸っぱくなってます。

透明度もよく、変に気になる『澱』もなく、良い出来です。^^

【作り方】

~ レシピ ~

  • ワイン 白をひと瓶
  • ブラックベリー 両手に一杯分
  • (酢) 前シーズンものを大さじ1杯

まず、収穫したブラックベリーを軽く水洗いしたら、キッチンペーパーで残水を取り除きます。

次にベーゼルか代用器を使って、ブラックベリーをペーストにします。

ブラックベリーのペーストとワイン一本分を貯蔵容器に入れてます。オプションで酢を入れます。

素材を全部入れたら、貯蔵容器の口をキッチンペーパーで封します。

後は、ひたすら常温静置。揺らさないで待つこと2,3か月ですね。^^

~ 容器について ~

貯蔵容器はなるべく解放口が広くて、殺菌が容易なものを使うようにしてます。

ワイン1本720mlなので、素材と合わせて1Lの容器を使ってます。

~ 酢の添加について ~

オプションの酢は、生酢がよいですかね。酢酸発酵の起材として、万が一、産膜発酵が先行しないように保険として入れます。

花畑のブラックベリーで作る限りでは起材は不要のようです。

~ ワインについて ~

お好みで白でも赤でも良いです。

酸化防止剤を添加してないものが良いという話がありますが、特にここにこだわる必要はないようです。

私の好みは安めのラテン系ワイン、産地だけ気にして300円代のワインを使っています。

酢酸のツンとくる臭いは優しいく、むせることはありません。ほんのりと葡萄の芳香を残しつつ、酢っぱさもキチンとあがった出来栄えになります。^^

お酢の手作りにも興味ある方は、ぜひどうぞ、お試しください。^^