2017/05/30 当花畑蒸溜所では、水、バラ花のみを使用したローズウォーターを栽培から生産まで自社・会津産で行っております。そして、ベースローズウォーターは、系統で2種あります。ひとつは、前回生花でお見せした花冠の白ラベル。もう一つは、他ではまず実施しない花びらのみという贅沢な赤ラベルがあります。で、本日は赤ラベル生産の日!ということでしたので、赤ラベル用にした処理したものです。赤ラベルは白ラベルの2倍ほど花数が必要になる上、ひと手間多いので、採花からの工程を考えると、時間のかかる作業となります。この後、花びらだけになったものが加工場に運ばれ、いくつかの工程を経て、花びら達は芳香蒸留水の原水に生まれ変わります。そして、お届けする瓶詰のローズウォーターまでは、まだまだ工程がありますが、それはのちほど。では、原種の紹介、今回も2種、先日、ハマナスの投稿で触れた中国マイカイと国内自生の普通のノイバラです!^^見てわかるとおり、マイカイは具合が悪いのです。本木には影響なさそうですが、春先に毛虫に相当量の芽を食べられてしまったのもあって、元気もないですね。回復できるよう手当中です。><ノイバラのほうは、まぁ、元気です。ノイバラも数株育ててるのですが、こちらは性能検査用途、台木用途です。枝分かれ変種で、棘のないものが出てきましたので、そういう性能は色々と役立ちそうですね。国内ですと、台木は基本的にノイバラの選抜種を使うようですが、それでも国内自生だけあって、国内自生菌にもやはり弱い気がしております。接ぎ木は台と本と両方のメリット・デメリットも取り込む結果になりますので、環境にあって生育にも問題ないダマスクローズは、基本的に挿し木を採用しています。