2024/05/20 こんばんは。午後は雨が上がりましたので、花畑の草刈りをしに行きました。花畑周囲の田植えも決まりかかってますし、兎に角、隣接区間を入念にですね。隣接区間には排水ルートの側溝がありまして、草刈りをしてますと、なんだかバシャバシャ音がするんですよ。「増水で鯉でも流れてきたのかな?」と思ったんで、見てみました。「あれま、トンビ!!もしかして集落のトンビでは?!」この集落には、常に一羽分のトンビの縄張りがありまして、大体いつもは監視塔にしている道路標識に佇んでいるのですが・・・。ちょいと見てますと、「力足らずで、出れませんね」水鳥と違って、濡れ過ぎちゃうとダメのようです。もう体力もほとんど残されてないような仕草で這い上がろうとしていました。「ん~、基本、野生は手助けしないが信条。ほおっておこうかな?」と思ったんですが・・・。頑張ってダメだった時、目と目が合うんですよねぇ・・・、それでこう、『おれ無理かも・・・』みたいな視線を感じてしまうわけなんですよ。逃げられない状況で人がいるので怖いだけだとは思いますけど。「いや~、花畑の側溝では困るんだよなぁ。集落からトンビが消えるのもなぁ。」ということで、助けはしないけど、脱出の支援だけはすることにしました。スコップとキンボシを側溝に添えて、何となく登り台を作って、「さぁ、どんぞ、上手くお上がり!」ふむふむ、頭は良いようで、使い方は分かる様でした。スコップとキンボシの登り台をよじ登ろうと身体を使い始めました。「おお!、おお~!?」『ポチャリ・・・』意図は伝わったようだし、あと少しなのですが、どうも体力が足らず・・・、最後のヨイショができないようでした。「しょうがない・・・、登り台に乗れたら最後の一押しだけは手伝うか」そして、2度目のトライで、一羽と一人の息がピッタリはまりました。なんとか丘に辿り着きましたが、歩くのもやっと。見たところびしょ濡れだけど、それでも羽や腕も壊れてはいなそうです。「後は自力でよろしく」ま、ヒトはここまでということで、草刈りに戻りました。草刈りをしながら遠目で見てますと、普段はこの辺りの鳥のボスみたいな感じですが、弱るとカラスにも馬鹿にされるようでした。カラスが二羽ほどやってきて、トンビの頭に足蹴りをしたり、ずいぶんからかわれておりましたが、なんとか歩いて逃げ去っていきました。はてさて、明日、いつものように監視塔にトンビが休んでいたら一安心です。