2023/04/21 おはようございます。今日は薄っすら曇りで過ごしやすいです。さて、前回、驚きの棘様を見つけてしまったので、今日はこの仔細を探ります。この赤いボンボリ付きの棘、早速顕微鏡で見てみます。どうやら液胞のかたまりのようです。先端部の細胞は赤い液胞で膨れ上がっているみたいですが、何のためにそうしているんでしょうね。棘の柱中部では高さ方向に液胞が縦並びに、いくつかのすじを作っています。液胞に赤みがあるということは、内要素にアントシアニンを多く含み、また、先端に向け筋状に並んでいるということは、目的があって運んでいると。液胞の具合は花びら細胞と似てますが、棘にそんなに含んでいたら、やがて棘はスカスカになりそうですよね。この棘って、秋の仕上がり時季には、骨のようになるのかもしれないですね。