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超花畑【18】ダマスクローズ花托の棘

‹ 2023/04/21 ›

おはようございます。今日は薄っすら曇りで過ごしやすいです。

さて、前回、驚きの棘様を見つけてしまったので、今日はこの仔細を探ります。

この赤いボンボリ付きの棘、早速顕微鏡で見てみます。

どうやら液胞のかたまりのようです。

先端部の細胞は赤い液胞で膨れ上がっているみたいですが、何のためにそうしているんでしょうね。

棘の柱中部では高さ方向に液胞が縦並びに、いくつかのすじを作っています。

液胞に赤みがあるということは、内要素にアントシアニンを多く含み、また、先端に向け筋状に並んでいるということは、目的があって運んでいると。

液胞の具合は花びら細胞と似てますが、棘にそんなに含んでいたら、やがて棘はスカスカになりそうですよね。

この棘って、秋の仕上がり時季には、骨のようになるのかもしれないですね。