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花畑薔薇小話:色彩について

‹ 2020/12/24 ›

彼女の名前は~レナ・ソーダバーグ/Lena Soderberg~、現在69歳になったスウェーデン出身の元モデルさん。

これは、1972年米雑誌PLAYBOYの表紙を飾った一枚の写真。もちろん被写体はレナさん。

今私たちが何気なく見ている地デジの放送や、簡単便利、いつでもどこでも見れるユーチューブなどのネット動画。

そんな今の世の中のデジタル映像環境の全ては、彼女のたった1枚の写真によって引き起こされたものといっても良いくらいに重要な写真となります。

1972年以降、IT・映像などの情報・電気工業業界では、この写真を使って、色とは何かを考え、どのようにして美しいデジタル映像を作り上げることができるのか?どのように伝送すればよいのか?を考え続け、現在の8K時代に到達することができました。

【視覚/色覚】

さて本題。人間は、その眼、光の波長を特徴ごとに捉える網膜内の細胞によって、符号化(デジタル化)され、このRGBの信号を脳内処理して、可視化しています。

そして、視覚のうち色覚は、得意分野別に分かれた3種の組織によって、R・G・B毎に解析され、色彩を再現しています。

これって色を学べば当たり前ですよね、でも、ちょっと可笑しくね?って思えます。

だって、3つにわかれたものを連続多面的に広げるのってちょっと難しいですよね。四角・六角の方が詰め込みやすいですよね。ハチの巣のように・・・

これは一体どういうことなんでしょうか??人の眼はあえて、難解に解析するような仕組みで発達したんでしょうか?

その答えは・・・?

実は写真のようなことになります。

人の眼は、RGBを平等に測り、色を解析&構成するのではなくて、RGGBで情報を得、4面体を空間領域に広げているんですね。

え!?どうしてなんでしょう?

Green/緑は、人が生活・生き延びるために最も重要な色彩領域。人間は、この波長を特に高解像度で見つめることができるようになっています。

例えば、山野が好きになり、植物に詳しくなると、車で新緑の山を走り、時速40kmで走り抜けようとしても、道すがらタラの芽、ゼンマイなど、森に隠れた山野草を見つけ出すことができたりします。

また、森林・山を見ると目がよくなるとか、部屋の壁色は緑のほうがストレスが少ないとか、そんなことが言われたりもします。

人にとって緑はとても重要な色ということですね。

さて最後に、実は最近RGBに、さらにもう一つの可視領域を見分けることができる細胞を持った人がいる事がわかっています。

4原色で世の中を眺めることができる人ですね。こういう感度の良い感覚を持つ人はほとんど女性だそうです。

たま~になんだこの色合いの車は?家は?っていうのを見かけることができますが、あれって、可笑しく見えてるのは3原色しか見れてない私のほうが可笑しいのかもしれません。><

4原色で見る景色ってどんな感じなんでしょうね!!^^