2015/12/20 12月三週目週末。今年は、恐ろしく暖冬で迎えた冬シーズンになってます。例年より1、2週間ほど遅いのですが、ようやくバラの冬支度を5割程終えましたので、紹介します。1年生苗は玉縄で縛り、2年生以上は、竹柵に這わせて固定する作業をしました。ここのバラ園は、90%がダマスク系のガザリンクを中心とした10数種の品種で埋め尽くされてます。残りは、原種及びオールド4種がある程度です。(一部ミルラ香のための品種保全もありますが、、、)さて、ここは、極寒時は氷点下15℃程度、積雪1m程度、降雪量はトータルで2~3m程度の標高200mの盆地です。ダマスクは、実根、継根によらず、この程度ですと、寒さによる枯れ死はしません。問題は積雪という重量との闘いとなります。割と横に広がりやすい性格のシュラブ(半つる性)で、棘量が多いせいか、茎肌は意外と薄目で弱いです。そして、枝の剛性と弾力性はさほどありませんので、軽くポキッと折れます。特に今年発生し来春はこのシュートに期待しよう!と思った枝ほどよく折れます。雪はほんとにあなどれなくて、春目前の積雪というのが最もたちが悪く、重い上に粘り気も強いので、枝に積もってくれた挙句に重さで枝を折りまくることが多々あります。まだ、暖かいせいもあり、自分の都合もあり!で、いつもは先に選定しその後固定だったのですが、今年は固定優先でひとまず雪対策を実施しました。現時点では、葉を残してしまってている量も多く、非常に雑多になってますね。もう、いつ雪が降って、それが結構な積雪になってもおかしくない時期ですので、今週は雪対策に主眼を置いてます。この後、余暇日をみて、枝をざっくり選定し、来春用の苗作りをするのですが、その際に葉落としもしようと思います。もう年末ですから、新苗用の挿し木作業は、ハウス作業になりそうです。【写真】結構適当な雪対策ですね。ダマスクだけでもそこそこ品種がありますが、当然見分け辛いので、ネームプレートを挿してますが、これは来春には崩壊してそうですね。うーん、写真との照らし合わせだけで、品種と場所をきちんと記憶できるか不安です。