2019/05/21 5/21日中は雨、夕方は曇りでした!田植えも無事終わり。残すは後かたずけのみ!ダマスクローズのほうは、自社分の収穫が始まりました。さて、会津花畑蒸溜所では、バラの栽培から加工まで、すべてを自社内、自分たちで行っています。そうすると、毎年出てくるのが、販売に至る前のローズ逸品。栽培~加工までの工程で、いろいろなものが逸品として生まれます。そんな弊所の2018年版ローズ所蔵品よりお写真で紹介。【ローズ・オットー】一番小さな精油の3ml瓶。弊所の栽培規模では1年間分を必要とする量となります。なんと収量2ml !!><もちろん原料花は、Damask Of Damaskなカザンリクです。【ローズ乳液】こちらは超逸品!!スポイト瓶に入った濃い白濁水。こちらはローズウォーターのヘッド?ではなくて、バラ花から芳香蒸留水を作る際に利用する貯蔵容器に付着する精油のワックス成分です。乳液を100%天然&植物由来で作ろうとした場合、一般的にワックス原材料としては蜜蝋を使います。実はダマスクローズの精油成分は、他の精油成分と比べてもワックス成分が多いのです。そこで、貯蔵容器に残されるローズワックスをワックス原料に、水分をローズウォーターにすると、100%バラ原料な乳液が作れるわけです。使うとしっとりさっぱりした感じ。精油のワックス分なので、もちろん香りも強くオットー香りがします。【ローズ残水】年に20mlのみ。透明な液体。特別に濃厚な香りのローズウォーターです。こちらも贅沢な品です。ローズ・オットーは、ローズウォーターの生産中にそのヘッドを集め、油水分離することで取得できます。ダマスクローズのように特に親水性の強い精油成分ですと、丁寧に精油を集めようとすると、ローズウォーターから油分と水分に分けるまでにかなりの時間を要します。振動させたり、静止させたり、ほんのり熱を加えたり、、、弊所ではなんやかんやで、約1月程かけてます。そうしてようやく油分を取り出そうとなったときのあまりの水分がこちら!!精油として溢れる手前のバラの香りが究極までに詰まったローズウォーターとなります。^^以上、栽培から加工までの間に生まれる逸品のうち、3点のご紹介でした。