ハマナスの実が特別な理由

こんばんは。日中は通して、雪解けの水の音を聞く季節になりました。

ソロソロどうだろうかと思い、仮眠中の月下香球根の様子を確認、来週には始めようかと思います。

さて、今日の話題は、ハマナスの実。

何かちょっと、他の薔薇とは違って見えませんか？

こちらはダマスクローズの実。

この二つの写真だと分かりにくいかも知れません。お宅の庭などで咲いたバラの実を思い浮かべてみてください。

参考にトマトの写真を載せました。

どうでしょう？

今度は、結実間もないハマナスです。

ハマナスの花はどこを向いて咲いていたんでしょう？

勿論、陽を探すように天に向いて咲いてました。

一般的に、バラはその実を傾げることはしません。

ただ、ハマナスだけは結実直ぐに傾げます。

繫殖エリアの拡大に、鳥・動物たちの力をより多く借りようとします。

そこで他の薔薇では見られない、果実を装う傾げをします。

実際に、ほかのバラの実ではまずありえないけど、鳥はハマナスの実を好んで食べます。

果実の装いは形だけではなくて、その中身、果肉にも現れています。

トマトと柿の間のような果肉をもっています。

これもバラの実としては、ずいぶん変わった特徴をしています。

ハマナスの実は、ほかのローズヒップと比べ、栄養を豊富にする作りをしています。