2025/06/13 こんにちは。ようやく晴れ間の多い快晴、しかも今日だけ・・・。汗ところで、弊所の花畑はさほど大きくありません。訪れてみれば、むしろ人をいれるにはとても小さいほう、お庭が少し大きくなったくらいと思うかもしれません。日頃、介入する人間は2名、複数の人が入園するようなツアーを実施する日数は、多くても年5%に至りません。つまり、この小さな花畑は、園とはほど遠く、その一年のほとんどが自然です。整備された花畑ですから、ここの主人公は概ね花と虫ということになります。そして、この主人公たちは、時折花畑で起こる小さな物語を見せてくれることがります。蜂のショートストーリー薔薇花に掴まるミツバチ、朝の気温が上がりにくい日に撮った写真です。このハチは、蕾の花にしがみつき、休むことなく足で歩って周囲をぐるぐる巡っては、この花の入り口を探しています。当たりが付いたので、我慢できず、こじ開けてでも入ろうとするところを撮影しました。さて、このハチの今日の活動は、ほんのちょっと早すぎたのです。或いは、狙った花を間違えたのです。飛んで他に移るほど体は自由に動かない時間帯だったのです。この後15分後に花は開きます。焦らなければ、たった15分我慢するだけで求めるものが得られるはずなのに。雉のショートストーリーこの写真は、花摘みツアーの全日程を終えた翌日に撮影しました。その日、いつもの通り朝摘みに入った時の出来頃です。圃場0,1号の歩道を進んでハマナスの群生の場所まで辿り着いたとき、つがいのキジが私に驚き、ちりじりばらばらに畑から逃げ出すとこを目にしました。おのおのは逃げた方角は違っても、逃げた先の隠れる場所は一緒のようでした。道路対側の草むらに逃げ込みました。さて、各々が逆方向に逃げていきましたので、逃げる元の場所、もともとツガイで居た場所は容易に想像できました。圃場0号の写真の場所です。割れた卵が散らかってました。周りの植生から、訪れた方は何となくここがどの辺りか、お分かりになられる方もいるかもしれません。花摘みしたら、よく通る場所、ハーブをカットする場所。今までここには何もなかったところです。撮影をしようと、この卵に身体やカメラを近づけようとしたら、対側で隠れているキジが声を上げて威嚇をしてきました。しかし、ここは羽化巣ではなかったはずなので、構わず近づいて撮影をしました。帰り際、もしかして?と思い、夏にはあまり入り込まない山野草ゾーンを見回って戻りました。「あれ?四足の獣の匂いがする」と気づきました。巣は見当たりませんでした。これはキジと獣のものがたりです。ツガイが現場を見つけた時に、ちょうど近くに私が居りましたので、どうやらこの一件に巻き込まれてしまったようです。