2025/06/03 こんにちは。当初予報と変わって、雨なのか曇り維持なのかといった揺れるお昼、本降りは午後になるようです。さて、弊所の香料用薔薇のうち最も雨に当たる確率が高い種がハマナスとなります。単純に環境順応力の違いだろうと予測されますが、ではハマナスの花びらは他種より濡れても良いのでしょうか?ということで、ハマナスの花を再度見つめ直してみました。パッと見る限りそうとは思えませんし、実際に濡らしてみても花細胞に極端な耐性差があるわけでもありません。ただ、触れるとなるほどといった違いが分かります。(繊細差に自身があればですが・・・)この相違は、水物にした際にも芳香蒸留水の物性差として現れています。結果、ハマナスの花びらは水気を受け入れるがなるべく弾き返そうとする作用が、乾燥地域の薔薇より多く働きます。今日の花キフツゲートです。房マックスの中の一番花です。汗一輪は小さいし豪華でもありませんが、これからの見ごたえが半端なくなります。そうは思えないのに原種です。しかも発見された場所と年代が怪しすぎる種となります。単純にロマンが生んだ種とも思えます。