'香るバラ' 会津花畑蒸溜所 '香るバラ' 会津花畑蒸溜所

花畑さんはどうして香料バラを栽培するようになったんですか?

‹ 2022/12/07 ›

こんばんは。今日は終日細かな雨模様でしたけど、剪定を進めました。

シーズン最後のダマスクローズの花です。カットして、花はなくなりました。

【花畑さんはどうして香料バラを栽培するようになったんですか?】

10年ほど前に迎えた自身の厄年3か年(当時40歳)の時、やがて相続する田畑農地の利用方法について考えました。

農地に新しい収益ターゲットを付与して、生産者に付加還元できるものを育ててみたいなぁと。

  • 植物=>食物、加工食品、日用品、美容健康品、園芸、観光

こういった物に広く対応できる素材って、油の素か香の素だろうとはすぐ気づきました。

で、実は最初は油のほうを試験したんですよね。素材としては何がよいか?

  • 一年・多年草=>結果を得るのが早い、モノマネされやすい、辞めやすい、近代化の対象になりやすい
  • 木=>結果を得るのに年数がかかる、モノマネされにくい、辞めにくい、近代化に不向き

そんなことで、木の油を選んでみましたが、ちょいとですね。会津の一年間の環境と野良作業にフィットしませんでした。

そんなことで、1の条件、2の条件をクリアして、需要を発掘できそうなものとして、ダマスクローズが良かったんですね。

たまたま最初に見つけた品種がカザンリクでしたので、試験栽培で初めて生花の香りを嗅いでみて、驚愕することになりました。

「えー!、2mも離れてるのに風に乗って香りがこんなに漂ってくるの!?しかもスゲーいい香り!」

そんなことで、生まれて来た生花をアチコチの展示会に出かけて、披露して、商品の形を作って、、、今に至ります。

【花畑さんにとって香料バラとはなんですか?】

年々、ご愛顧くださるお客様が増えてきました。

そして近年は、人生観を私たちに分け与えてくださるお客様、その機会が増えてきました。

弊所にとって香料バラとは、この商品を通して、お客様の笑顔や人生観を共有し、振り返る価値のある思い出を作るれるものだと、最近感じています。

香りと一緒に思い出、笑顔、人生のまどろみを提供するお仕事をしています。